【バスケ】ライジング福岡vs青森ワッツ 2014/11/23
前日の試合、惜しくも78-83で敗れたライジング福岡。
試合のVODを見たのですが、イースタン・カンファレンス上位争いをしている青森ワッツ相手に互角以上の戦いをしているなと思いました。
福岡の方が不用意なターンノーバーやイージーシュートを落としていた分、自分たちで流れを手放し負けてしまったかなと。
試合中に対応できれば勝てた可能性があっただけに惜しい敗戦でしたが、逆に言うと翌日に期待が持てる内容でした。
そして翌日の試合もVODで見たので、試合の流れや感想などを書いてみます。
第1クォーター
インサイド主体に攻めるワッツとアウトサイド主体で攻めるライジング。
この攻防の中で最もアグレッシブな動きを見せたのがライジング#19徳永選手。
厳しいシュートチェックに飛んだ後のオフェンスでジャンパーを決めたり、相手インサイドの#13ポール・ウィリアムス選手からスティール、#42ジーノ・ボマーレ選手からテイクチャージするなど攻守にわたってチームにエネルギーを与えるプレーを見せてくれました。
ワッツも#13ポール・ウィリアムス選手を中心にインサイドアタックを続け得点を重ねていきますが、ディフェンスから良い流れを作ったライジングはアウトサイドシュートもよく決まりました。
1Q終わって、ライジング(25-15)ワッツ。
第2クォーター
2Qに入ってもライジングのチームディフェンスの意識は高く、ディフェンスから速攻につなげリードを広げる展開。
ワッツもうまくノーマークを作り3Pシュートを打つのですが、ことごとくリングに嫌われてしまい流れに乗れません。
一方ライジングは、1Qとは攻め方を変えアウトサイドをワッツに意識させた後にインサイドへドライブ。
これを止められず2Q残り約4分で42-21と大きく点差が開きました。
その後、ワッツがインサイドアタックでフリースローを獲得しジリジリと追い上げる展開。
しかしライジングもいいところで#11青木選手が3Pシュートを決め引き離します。
2Q終わって、ライジング(48-26)ワッツ。
第3クォーター
なかなかリズムに乗れないワッツは、前からプレッシャーをかけてスティールから点差を詰めにかかります。
フロントコートでスティールし得点するシーンもありましたが、フロントコートにボールが移った際、前がかりのディフェンスが間延びしたままになり隙が生まれていました。
その隙をライジングに攻められ追加点を許す厳しい展開。
またワッツの3PがこのQも決まらず、その焦りからゴールに突っ込みすぎてチャージングを取られるというもったいないケースが目立ちましたね。
3Q終わって、ライジング(68-40)ワッツ。
第4クォーター
ワッツのインサイド陣が攻守で頑張りを見せて点差を縮め始めます。
一方のライジングも内外からバランスよく攻め、ワッツが一方的に連続得点しないよう加点していきます。
その流れのまま、最後は時間と点差をうまく使って試合を進めたライジングが77-59で勝利しました。
まとめ
ライジング福岡:4勝12敗(西地区8位)
地区下位に低迷しているとは思えないくらい良いチームだと感じましたよ、本当に!
#22ジョシュ・ペッパーズ選手を中心に外国人選手がフィニッシュするパターンが多いですが、シュートに至るまでの選手の動きが多彩だなと思いました。
インサイドに強力な選手がいない分、ボールや選手の動きで攻める福岡のスタイルは見ていて面白かったです。
2試合目で見せたディフェンスの意識やボールムーブの良さは次のホーム仙台戦に向けて明るい材料と言えるでしょう。
懸念点をあげるならリバウンドかなと。
オフェンスリバンド20本はさすがに取られすぎな感がありますので、今後そのあたりが改善されればもっと勝ち星を増やせる気がします。
青森ワッツ:9勝7敗(東地区5位)
インサイドの圧力はかなりのものでしたね。
ここにアウトサイドとバランスを取れるようになると怖いチームになりそうです。
統計とったわけではないので感覚レベルなのですが、ペリメーターからのシュートが少ない気がしましたので、その辺りを強化してみるのも面白いかもしれません。